STREET THEATER :

ロスの連邦ビル正面、ウイルシャー・ブールヴァードとヴェテラン・アヴェニューの交差点で先週月曜の通常業務が停止した。メキシコ、チアパス州の農民運動サパティスタを支援する300人がストリートを乗っ取り、昨年12月のインディオ大量虐殺に抗議する騒々しいラリーを展開した。
サパティスタは合衆国の支援金数百万ドルを受け取るメキシコ政府とつるんだ殺害者の行為を非難している。デモに参加する群衆のほとんどがその日発表された「若者は無関心」との世論調査の結果を断固否定する決意の好戦的な若者だった。 午後4時25分、警察とニュースのヘリが頭上を旋回するなかアジテーションとプロパガンダが政治家を諷刺で攻撃する一方、アステカ族のダンサーがドラムを打ち鳴らしてストリートを劇場にする。交差点にヴァーチャルな駐車場ができあがると怒ったバイカーが抗議の人びとを轢きそうになる。午後5時15分、ハイウエイパトロール隊と保安官代理が暴動用の装備で物々しく到着すると群衆は何事もなく分散していった。

●参考資料:LA WEEKLY jan. 1998 (TAMA- 23 掲載、1998 hot )