HACKTIVISM :

9/28パレスチナの反イスラエル勢力とイスラエル軍との武力衝突(しばしば投石vs. 砲弾)が始まって以来サイバー空間でのハッキング戦争、ハッキングと政治的行動主義activism がくっついたハックティヴィズムが活発化する。
引き金はターゲットのウェブページを1分間に数回再ロードすることでサイトを運営不能にするFloodNet 攻撃をイスラム原理主義組織ハマスとレバノンのイスラム教シーア派過激組織ヒズボラのサイトに仕掛けたと自慢するイスラエル少年たちの新聞記事だ。
反撃が始まるのに時間はかからない。イスラエル首相の公式サイト、外務省、国会のサイトがダウン、攻撃はイスラエル銀行、テルアビブ証券取引所にも及んだ。11月にはパキスタンの複数のクラッカーがアメリカにある親イスラエル圧力団体のサイトを攻撃。一貫した主義主張でサイト改変を続けるパキスタンハッカークラブは「野蛮なイスラエル兵による残虐行為とアメリカ政府の継続したイスラエル支持に抗議する」ハッキングだと記す。
現状に不満を抱く若者がほとんどリスクなしに政府への抗議行動を起こすのにハックティヴィズムは打ってつけ。
武器はノートパソコン弾丸はインターネットでタダで手に入るウイルスやハッキングプログラム、これからの戦争は共通の敵にダメージを与えるために共通の不満を持って集まった軍隊を持たない個人にも戦える戦争だ。
パレスチナ側はこれを「e ジハード(電子聖戦)」と呼ぶ。

▲参考資料:ZDNet/UK11/1 WIREDNEWS 10/26 11/3 11/8(TAMA- 28 掲載、2000 UP AND DOWN )