BABY POST:

3/6付ドイツの大衆紙BZによれば、ドイツ北部ハンブルグ特別市当局は赤ちゃんが捨てられて死亡するのを防ぐ苦肉の策として、市内の託児所に「捨て子受付ポスト」を設置することにした。
託児所の入口ドア付近に小包投函用ポストのような窓口を設け、託児所内に用意されたボックスに落とし込む仕組みだ。
ハンブルグでは昨年一年間に5人の赤ちゃんが捨てられた。残酷そうに聞こえるが2ヶ月以内に母親が現れなければ当局が里親捜しをする。現に赤ちゃんが捨てられて死んでいくことを思えばポストに投げ込むことで凍死・飢え死にを免れるばかりか子供を必要とする親に巡り会えるわけだからましな選択かもしれない。これに比べ昨年9月に施行されたテキサス州のセーフ・ヘイヴンは誕生から72時間以内に赤ちゃんを捨てた母親を免罪にする「中絶はNO! 産んでから捨てるのはYES! 」というテキサス流の法律だ。アメリカでは毎日60人の赤ちゃんが捨てられている。

▲参考資料:YAHOO NEWS AERA may 2000(TAMA- 27 掲載、2000 HEAT )