AMAZON MEDICINE :

ブラジルは今、国を挙げての漢方ブーム。政府は来年からアマゾン地域の天然生物資源の開発に本腰を入れることに決めた。マナウスにはバイオテクノロジー研究センターが建設中だ。
世界の生物多様性の約20%がブラジルに集中していると言われ、特にアマゾン地域のこの分野での潜在能力は中国のそれを上回ると言われる。国を挙げて漢方薬品を開発する中国とは違い、これまでは政府の投資が少なすぎて多国籍企業に薬品製造の資源を提供するばかりだった。 アマゾンの生物資源を国際管理下に置こうと権益を死守する多国籍企業がブラジルが活用できる政令作りに激しく応戦するのは現在のバイオテクノロジーの常識を覆す大発見!が眠っているということか。
ベレンの市場にはインディオから伝わる、まだ科学的に説明されてない漢方が山と積まれている。
お茶にすると肝臓によいキク科の植物「ジャンブー」、化膿止め「サラトゥード」、肝臓に効く「カラパナウーバ」、痔の特効薬「マルパー」、そして鼻炎に効く「カバシーニャ」はお茶にすると女性の堕胎薬だった。

▲参考資料:週間アマゾンニュース(サンパウロ新聞メルマガ)5/6, 2000(TAMA- 27 掲載、2000 HEAT )