BODY PARTS :

アメリカのクライオライフ社は84年の創立から急成長を続ける人体パーツ産業の最前線。そのハイテク工場内に置かれた冷凍タンク群には心臓弁や血管がぎっしり詰まっている。
心臓弁は6,950ドル、アキレス腱は2,500ドル。年間3,700万ドルを売り上げる世界戦略を展開中の会社には24時間注文が殺到する。
臓器売買は禁止でも人体組織の加工と販売を禁じていないアメリカにはこの手の産業が約600社ほどある。精子・卵子の売買、臓器移植、バイオテクノロジー、人体商品化の時代はとっくに始まっていた。

●参考資料:朝日新聞2/13 1998(TAMA- 23 掲載、1998 hot )