ロスコの絵に落書き “Vladimir Umanets, A Potential Piece of
Yellowism.”■テート・モダンのロスコのキャンバスの表面をよごした男は
付加価値が付いたと言う■ガーディアン紙 08 October 2012テート・モダン美術館のマーク・ロスコの壁画の表面をよごしたと
主張するロシア人アーティストは、自分は芸術作品に従事しており、
マルチミリオン・ポンドの作品の価値を向上させたと言う。オンラインのマニフェストによると、yellowismは、Vladimir
UmanetsとMarcin Lodygaという二人によって行われる芸術運動
だ。日曜夜、自分はVladimir Umanetsだと正体を明らかにし、
"yellowism"の展覧会のため記載された電話番号に応答する男は、
テート・モダンでの出来事に責任があり、現代美術で起こっている
ことに注意を喚起するためにやったのだと言った。「もし誰かがロスコの作品を復元してボクのサインを片づけるとな
れば、作品の価値は低くなるだろう、でも数年後ボクがしたことで
その価値はもっと高くなると思う」と彼は言った。そして1917
年、便器にサインしてそれを展示したとき、アート界の体制主流派
に衝撃を与えたフランス人アーティスト、マルセル・デュシャンに
自分をなぞらえた。「テート・モダンの警備員がすぐにボクを連れて行くものと思って
いた、なぜならボクはそこにいてたくさんの人の前で絵にサインし
たんだからね。ヴィデオやカメラ、なんだってある、だからボクは
ショックだったよ。」「ボクは絵を破壊してない。なにも盗んじゃいない。前はこういう
作品がたくさんあった。マルセル・デュシャンは彼が作ったんでな
いものにサインした、ダミアン・ハーストにしてもだ。」
彼はロスコを賞賛すると言って、20世紀のアートの偉大なる人物
のひとりと彼を形容した、だがこう言い足した。「ボクがしたこと
が犯罪だなんて思わない。もし警察がボクを逮捕しようとするなら、
連中はボクを逮捕しようとする。それでオーケーだ。」http://www.guardian.co.uk/artanddesign/2012/oct/08/defaced-tate-modern-rothko?CMP=twt_gu
△ ロスコの作品「Orange, Red, Yellow」は、2012年5月に競
売大手クリスティーズのオークションで、ニューヨークで開かれた
現代芸術のオークションでは過去最高の8690万ドルで落札され
た。
有名な連作「シーグラム壁画」は、1950年代にマンハッタンの
企業シーグラムから依頼を受けて製作された。
(引用元:The Voice of Russia2012年10月8日)=======================================
■ ロンドンのテート・モダン美術館でマーク・ロスコの絵画が汚さ
れる■インディペンデント紙 08 October 2012ひとりの目撃者はこうツィートした:「こいつは静かに近寄ると、
マーカーを取り出して落書きした。シュール。」作品「ブラック・オン・マルーン」は、画家から美術館に寄贈され
たものだが、数億ドルの価値がある可能性もある。世界の最も有名な現代美術館のひとつ、テートモダン美術館は、シ
ーグラム壁画コレクションを置くのにそれ専用のロスコ・ルームを
設けた。ロシア系アメリカ人の抽象表現主義者、マーク・ロスコは、現代美
術で最も重要な巨匠のひとりとされる。「ブラック・オン・マルーン」は、元はフォー・シーズンズ・レス
トランによって依頼されたシリーズの1作品、レストランはニュー
ヨークのパークアベニューにある有名な超モダン高層建築物、シー
グラムビルに入る。報道によれば、「あの場所で食事をする常連のあらゆる畜生どもの
食欲を減退させるものを描きたい」と、アーティストが言ったとさ
れる。けれども、作品完成後、ロスコは依頼に関して翻意する。そのわけ
は、おそらく彼の絵を特権階級の食事をする人あての背景に使って
もらいたくなかったから。1965年に彼はそのシリーズの何点か
をテート・ギャラリーに寄贈しようと決意する。結局、1970年
アーティストが死んだ日に、作品9点がテートに届いた。http://www.independent.co.uk/news/uk/crime/mark-rothko-painting-defaced-at-the-tate-modern-8201199.html
△ Wikipediaによると、ロスコは1970年に大動脈瘤という病気
や私生活上のトラブルなどの理由で自殺した。享年66歳。
♯お知らせ♯
きままなブログを始めました。よりのんきでよりビジュアルな内容になっています。
*見つけた 犬としあわせ* こちらもごひいきに。