■アフガニスタン交戦記録■ガーディアン紙 25 July 2010
by David Leigh

秘密ファイルの大量リークが占領の真相を明かす

・多数の民間人が連合軍によって殺害される
・「殺害または捕獲」として内密の部隊がタリバン幹部をくまなく
追跡
・NATO軍のタリバン爆弾攻撃で信じがたい話が見えてくる

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■アフガニスタンWAR LOGS■ガーディアン紙 26 July 2010
by David Leigh

報告:アフガニスタンで米国は民間人300人を殺害した

Wikileaks:米軍は攻撃目標に「一般市民の死亡は一人もなし」と伝
える、だが、アフガン人たちは違った話を示す
特殊部隊は「領域に無害なアフガン人は一人もいない」と請け合っ
たが、村人たちは攻撃で300人まで一般市民が死んだと言ってい

2007年8月2日、北部ヘルマンドの山岳、Baghni渓谷で、アメ
リカ特殊部隊の分隊は、どうしても華々しい暗殺の見せ物にしたい
ものだと彼らが願ったことを開始した。彼らはそれをJang Baz作戦
と呼んだ。

特殊作戦部隊、交戦記録報告、辺鄙な場所まで「タリバン上級司令
官2名を追跡して始末した」。ファイルは2人の名をムッラー(イ
スラム教の師)Ikhlasと彼の副官Qalandariだと明らかにする。両方
とも、米国の殺害もしくは捕獲リストのてっぺん近くにあがる、「高
位2列の重要人物」としてリストに記載された。Ikhlasはアフガニ
スタン南部で全タリバン戦闘組織を動かすと信じられた。

Ikhlasはタリバンのトップ会議、「主要なシューラーを指揮」して
いたと特殊部隊司令部は主張する。B1ジェットから2000ポンド
のGBU31誘導爆弾をその集会に投下したのち、「最重要な攻撃目標
位置を有効に破壊」して、50人の「タリバン上級司令官と警備と
戦士」を殺害したと連合軍は報告した。特殊作戦司令部のジョン・
マルホランド中将は後で、「タリバン戦士150人以上」が殺され
てきていると主張した。

もっと後に、明確な身元確認の複数の用紙にもかかわらず、Ikhlas
はそれどころか間違っても現場にいるはずがなかったことに気づか
された。2007年12月2日、米国は別の空襲で再び彼を殺害し
たと主張することになった、その後、何ヶ月も後の2008年5月
7日にヘルマンドのさらに南のGarmsirでムッラーIkhlasを逮捕し
たと主張することになった。

Jang Baz作戦の日にバグラム空軍基地から公表される声明は、「周
囲のエリアに無害なアフガン人は一人もいなかったのを確認したあ
と」に、爆弾が投下されたと言っている。

しかしながら、24時間以内に村人たちは交戦記録にあるのとは非
常に異なる話を告げていた。タリバンの数に加えて、タリバン主催
の2人のスパイ容疑者の公開絞首刑を見守る義務で集められたのち
に、300に匹敵する一般市民が空襲で殺されたと地元住民たちが
ロイター通信に語った。民間人死亡の可能性に付箋を貼っていても
よさそうな公式の交戦記録には、そんな「タリバン法廷」について
言及は一つもない。

負傷した民間人20人余りがラシュカルガーの病院に搬送され、残
りはカンダハル病院に移送されたと言う通りに、地元警察責任者は
報告した。8歳を含めて、少なくとも18人の一般市民を治療して
いたとして、ラシュカルガー病院の医師が引合いに出された。

報告によれば、絞首刑が行なわれることも反乱者がいることもタリ
バンは知らないと言い、宗教的な儀式のため、地元ゆかりの地に群
がるほんの一般市民を空襲が殺したと主張する。

けれども、連合軍は民間人死亡の主張を退けた。「女性が一人もい
なかったのは興味深い」と英国のスポークスマン、チャーリー・メ
イヨー大尉は言った。「私たちがタリバンの大集会に痛手を与えて、
彼らがそれに非常に感情を害していると、私たちは大いに確信して
いる。」

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■WikiLeaksの記事を発行する前、
 ニューヨークタイムズ紙の記者らがホワイトハウスと会見■

Salon 27 July 2010 by Alex Pareene

リークされるアフガン戦争のデータの取り扱いに関して政府はニュ
ーヨークタイムズ紙の記者らを称賛した

アフガニスタンでの私たちの任務を記述する大量のページの機密報
告と文書を掲載することにしたせいでホワイトハウスはWikiLeaks
に非常に動揺する。だが、ヤフーのMichael Calderoneによれば、
文書の半ば独占的入手をニューヨークタイムズ紙がどう扱うかに関
して、ホワイトハウスは大いに気に入った。

タイムズのワシントン支局長ディーン・バケットは、彼らが発行す
る上でするつもりだったことに関して政府に要点を伝えるため、先
週、記者のマーク・マゼッティとエリック・シュミットをホワイト
ハウスに連れて行った。そして彼らは全員すばらしいものを手に入
れた。

「実は、私はホワイトハウスに行って私たちが持っているものを彼
らに広げた」とバケットは言った。「論評して逆襲する好機を彼ら
に提供するのに私たちは成功した。彼らは論評して反論した。彼ら
はまた、私たちの処理の仕方と彼らにそれについて吟味する機会を
与える点、そして情報を慎重に取り扱う点で、私たちを称賛した。
加えて、責任を果たしうる点で。」

「国家安全保障」と個々の兵士の安全を守るとの名にかけてタイム
ズはいくつかの情報を編集した、けれども、これらの文書がどのよ
うな現実の状態たりとも私たちの軍隊を損なわないことに準拠して
記事を掲載することをホワイトハウスがタイムズに命じているよう
に見えない。

もしそうなら、そうでしょう、少なくともこの情報はなぜ機密扱い
にされたのか、なぜ極秘情報だったのか?もしそれが過去のニュー
スなら、「誰でも」とっくに知ってることをただ確認するだけなら、
それを機密扱いのままにしておいて、それを公表するのを理由に
WikiLeaksをののしり尽くす理論的根拠は何だったのか?

△ Alex Pareeneは、サロン(Salon)にポリティックスについて書
く。
彼への連絡:apareene@salon.com または Twitter@pareene
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