■ホンジュラスのクーデターに対する意見■Rebel Reports
29 June 2009 by ジェレミー・スカヒル

ホンジュラスのマヌエル・セラヤに対する軍事クーデターについて
ふれ回るたくさんの分析がある。わかりきったことにムダな努力を
する要求にボクは遭遇しない。しかしながら、幾つか解決の手がか
りとなる事態がすぐボクの目につく。まず第一にクーデターが、南・
北・中央アメリカ(米州)アメリカ陸軍学校の卒業生、ロメオ・ヴ
ァスケス将軍によって指揮されたことがわかっている。歴史からと
ても明確にわかる通り、これらの「卒業生」は各自の国で軍の出世
の手づるを登るとき、米軍との結びつきを維持する。これらの人物
をなぜ米国が訓練するかのそれが重大な理由だ。

次に、米国はホンジュラスにかなり重要な軍事プレゼンスを持つ。
合同任務部隊ブラヴォはホンジュラスのソト・カノ空軍基地に配置
される。550人ほどの米軍の人員と650人以上の米国とホンジ
ュラスの民間人にとって、基地はホームだ。

彼らは合同参謀、空軍部隊(第612空軍基地飛行大隊)、陸軍部
隊、合同治安部隊、医療部隊を含める6つの異なる領域で働く。第
一大隊、第228軍用機連隊、米国陸軍南の強みは、ソト・カノに
基地を設けるテナント部隊でもある。合同参謀は合同任務部隊に指
揮統制を提供する。

「部隊はホンジュラスの軍事力、対麻薬活動作戦、捜索と救助、中
米全土の災害救助任務の訓練に焦点を合わせる」と、ニューヨーク
タイムズ紙は報じる。

GlobalSecurityによると、意味ありげに、「ソト・カノはホンジュ
ラスの軍事施設でホンジュラス空軍の本部」となる。

NarcoNewsのこの報道が伝えるこの空軍との関係は特に重要だ。

「空軍を支配する、ルイス・ハビエル・プリンス・スアソ将軍は、
1996年スクールオブアメリカス(米州学校)で学んだ。空軍は
ホンジュラスの危機で中心リーダーだ。世論調査のための投票箱を
配置するのを軍が拒んだとき、セラヤによって同行される市民がそ
れらを救い出すまで投票箱は空軍基地に保管された。兵士らがセラ
ヤを誘拐した後、兵士らは彼を空軍基地に連れて行った、そこで彼
は飛行機に乗せられコスタリカに送られたと、セラヤは報告する。」

クーデターが進行中だったのを米国が承知していなかったと想像す
るのは不可能だ。実際、月曜の新聞でニューヨークタイムズによっ
て簡潔に確認された。

「危機が段階的に拡大したとき、かなりのクーデターを阻止するた
めの骨折りでアメリカの当局者らは最後のほんの数日ホンジュラス
政府と軍当局者らと話し合いを開始した。匿名を条件にリポーター
らに詳細を報告した上級政府職員は、軍がこれらの議論を日曜に打
ち切ったと言った。」

ホンジュラスの成り行きの余波で、米国がクーデターに難癖を付け
るはなはだしく和らげられた声明を出しているとはいえ、米国はク
ーデター前にその巨大な経済の腕力(影響力)を収縮させて、軍事
クーデター陰謀者に身をひくよう命じることができた。少なくとも、
ある政治や軍の当局者による暗黙の支持や気づかぬふりをすること
なしに幕が下りているには、このすべてで、あまりにも深みにはま
った大いに支配するホンジュラス軍と既存の体制主流派と米国は固
く結びつく。

考慮するための事実:ホンジュラスにとって米国は一番の貿易相手
国。ホンジュラス議会のクーデター首謀者・支持者らは、ワシント
ンがその地域に押しつけている「自由貿易協定」の支持者だ。クー
デター指導者らは彼らの行動をいくぶん、ホンジュラスにおけるセ
ラヤに味方するウゴ・チャベスの影響の拒絶と、米国とワシントン
のこの地域の「未来構想」の容認として見る。オバマと米軍はおそ
らく、このクーデターを簡単な一連の電話で止めていたかもしれな
かった。このすべてに関して興味深い扱い方を得るために、
Counterpunchのニコラス・コスロフの記事をきっとじっくり見る
ことだ。そこで彼はこう書く。

11月、セラヤは「世界のホープ」として、米国のオバマの選挙を
歓迎した、だがわずか2カ月後、緊張が持ち上がり始めた。個人的
にオバマに送られた大胆無謀な手紙の中で、セラヤは「干渉主義」
について米国を非難して他国の政治問題に不介入の原則を尊重する
ようワシントンの新政権に求めた。


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