■ツツ司教:ガザ封鎖は実に不快■ BBC NEWS 29 May 2008

ノーベル平和賞を受けた名誉の人、デズモンド・ツツは、イスラエルの

ガザ地区封鎖を「実に不快(憎悪)」と呼んだ。

封鎖に対して国際的な「黙殺と共犯」と彼が呼ぶものを、ビルマの指導

者らのふるまいになぞらえて、彼は強く糾弾した。

2日間のミッションの最後に話をする元司祭は、ここの人道上の情況は

正当化されるものではないと言った。

これより早くに、ガザ北部のイスラエルの急襲で60人のパレスチナ人

が拘留された。

数十人が運び去られる前、ベイトハヌン地域の居住者らはハンドマイク

を持つイスラエル軍によって地元の広場に招集されたと目撃者らは言っ

た。

・国際的な共謀(共犯)

2006年11月イスラエルの砲火による19人のパレスチナ人殺害へ

の国連の実情調査のミッションでツツ氏はガザにいた。

国際社会に対する私のメッセージは、特にガザの情況に関して、私たち

の「黙殺と共犯にはまったくあきれる、恥知らずめ」だとケープタウン

の元司教は言った。

戦闘は、友人ではなく、敵に話しかけることで除かれたとツツ氏は言っ

た。

退陣させられたイスマイル・ハニヤ首相との会談は、イスラエルへのロ

ケット発射もまた人権侵害だとハマス指導者に伝える好機だったと彼は

言った。

2日間の訪問中、ツツ氏はベイトハヌンの2軒のイスラエルの砲弾で殺

された19人の一般市民の親戚と会った、そして彼の調査結果をジュネ

ーブの国連人権評議会に報告することになっている。

彼はこの事件を「大虐殺」と糾弾した。

2006年11月のベイトハヌンの死は、パレスチナ人戦闘員によって

使われる領域を標的にした交戦中の誤りだったとイスラエルは述べる。

木曜、イスラエル軍が夜明け前のガザへの急襲を確認して、約60人の

「指名手配中のパレスチナ人」が尋問されたと述べた。

急襲中に、軍の装甲ブルドーザーが農地を破壊したのを、目撃者らが AFP

通信に伝えた。

イスラエルにロケット弾を発射するパレスチナ人戦闘員をねらい打ちす

るものだと彼らが述べる、ガザへの頻繁な攻撃を、イスラエル軍が開始

する。

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■ガザのフルブライト奨学金をアメリカ政府が取り上げる■ CNN News

30 May 2008

米政府がパレスチナ自治領ガザの8人の学生からフルブライト奨学金を

取り上げていると、金曜、米当局は言った。そして、ハマスが統治する

地帯に強要されたイスラエルの旅行制限を引き合いに出す。

アメリカの大学で学ぶため世界各国の学生を米国に招来する奨学金は、

ヨルダン川西岸の学生に与えられることになると、エルサレムの米領事

館スポークスウーマン、ステイシー・バリオスは言った。

イスラエル政府が、ガザを出たり入ったりの移動にかけた制限のせいで

奨学金は取り上げられたとバリオスは言った。

ハマスが昨年その自治領を引き継いで以降、イスラエルはガザの国境管

理の締め付けを維持したままで、人とモノの出入りの禁止を押しつけて

いる。

フルブライト奨学金を獲得しているパレスチナ人に出国ビザを与えるよ

う米当局者らがイスラエルをせきたてていると、金曜、国務省スポーク

スマンのトム・ケーシーは言った。

「ことによると米国が運営する最も信望のある外国教育プログラムであ

るものに、綿密に調べられた人々を導かせるための決定だとわれわれは

率直に考える、彼らがこれを行うには論法を見捨てなけらばならない」

とケーシーは言った。

フルブライト獲得者は、面接のため米領事館に行き、そのあと米国に行

くのに、イスラエルからの出国ビザが必要だ。

国務省がスポンサーのフルブライトプログラムも、米政府の交換プログ

ラムも、ガザっ子が取り消されたことは前になかったと、バリオスは述

べた。

領事館からのそっけない手紙で、米政府は2008年の奨学金を「最終

的に承認することができなくなった」、そして2009年に考慮されたい

のなら、もう一度申し込む必要があると、ガザの学生たちは告げられた。

海外で学ぶため学生たちにはガザを出発するのが認められるという結末

をアメリカ政府は繰り返しイスラエル当局者らに持ち出している。

ガザ居住者がイスラエルを通って旅行することに適応を考慮するとき、

安全確保が最高の懸念だったと、イスラエル外務省スポークスマンの

Aryeh Mekelは言った。

Mekelは、イスラエルの安全確保の懸念の証拠として、パレスチナ人戦

闘員による最近の国境検問所での攻撃を指摘した。

だがフルブライト奨学生たちの移動を容易にするため、イスラエル政府

は「特別の骨折り」をしてきていると彼は言い、その奨学生らの幾人か

はガザを出るのを許されると言った。

エルサレムの米領事館はその声明をただちに照合できなかった。

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■ガザ包囲は続く:イスラエルが出国ビザを拒否■

Jewish Voice for Peace 30 May 2008

イスラエルが、国を出るのに必要な出国ビザを学生たちに与えないせい

で、米国務省はガザ地区に住む7人のパレスチナ人学生から信望のある

フルブライト奨学金を取り上げていると、今日ニュースは報じた。私た

ちアメリカ人の税金によってまかなわれ、国務省を通じて発給されるフ

ルブライト奨学金は、この学生たちに海外で高等な学位を受けさせるの

を可能にするはずだ。イスラエル政府はガザの国境を支配して、全パレ

スチナ人をイスラエルの脅威とみなす。この学生たちも含めてだ。今ま

でのところ、米政府は、ガザ包囲によって生まれた刑務所からイスラエ

ルがたった一握りの例外的な学生を釈放することを要求するのに、その

レバレッジ(影響力)を行使してきていない。

ビザを拒まれたせいでフルブライトを失ったひとりの学生、アブドゥル

ラーマン・アブドゥラが述べてることがニューヨークタイムズ紙に引用

された。「もし私たちが平和と相互理解を考えるなら、それは後々パレス

チナ社会に貢献することになる人々への投資を意味します」と彼は言っ

た。「ボクはハマスに反対です。彼らの行動とポリシーは間違っています。

イスラエルはパレスチナ国家について話します。でも、ボクたちが訓練

を受けられないなら、誰がその国家を建設するのでしょう?」

イスラエルの下院議員でさえ、イスラエルのふるまいに当惑させられる。

クネセト(イスラエル国会)の教育委員会議長ラビ・マイケル・メルヒ

オールは、「これはおそらく集団懲罰として解釈されるだろう。このポリ

シーは国際的な規範と一致していない。」と言った。さらに彼は、イスラ

エルのふるまいは、過去の高等教育の喪失(価値剥奪)にあわされてき

たユダヤ人の道徳的規範に調和していないと言って、ユダヤ人の歴史の

トラウマを引き合いに出した。

私たちは過去から学ぶことができる。この悲劇はまだ完全にくつがえす

ことができる。フルブライト奨学金は国務省によって支配される。コン

ドリーザ・ライス国務長官は今日、この問題を「調査する」と言った。

この学生たちが当然の機会を受けられるように、ライスを励まして調査

させ、不可欠な出国ビザをイスラエルは発給しなさいときっぱり言い張

るよう求めよう。これがガザの刑務所のなかに窓(知る手段)を開ける

ための小さくとも重要な方法なのだ。

どうもありがとう。


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きままなブログを始めました。よりのんきでよりビジュアルな内容に

なっています。こちらもごひいきに。

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